高速道路研究の別アプローチ
見つかっていないというよりは、自分がこれまでに経済地理学をメインに勉強してきたので、的確な言葉を知っていないという方がいいかもしれません。
これまでに、高速道路と地域に関する研究では「高速道路の整備が地域にどのような影響を与えたか」がメインテーマとなって研究されてきました。高速道路ができることで、観光客が増えた、農産物の出荷が容易になり生産量が増えた、工場が立地して工業生産が増えた、こういった変化が研究されてきました。
これらの先行研究は地理交流広場第1号に寄稿した記事で紹介していますが、観光客数・生産額などの数値的分析から地域に入っていく、経済地理的分析です。
しかし、そのような研究だけで高速道路と地域との関係性がわかるわけではありません。
「地域の人にとって高速道路はどういう存在なのか」「地域における高速道路の位置づけ」といった、人にフォーカスした研究によって、その地域の人と高速道路の関係性が明らかにできるはずです。
私はこれまで経済地理寄りの勉強をしてきて、そういったヒト一人一人へのアプローチが不勉強なので、この記事は、メモ書き程度の気持ちです。
不十分な点や、不足している視点など、アドバイスをお願いします。