2021年1月17日日曜日

2020年の主要人文地理機関紙の論文目次

人文地理学分野の論文を掲載している学会誌の、2020年の論文一覧です。

※人文地理分野の論文をピックアップしており、自然地理分野の論文は除いています
※書評や学会記事は除いています
※現時点で目次が公開されていない号は記載できていませんが、公開されたら記載していきたいと思っています

興味のある論文を探す一環で作成しています。各学会の公式な見解や、内容が精査された掲載ではありません。ご留意ください。

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目次
『地理学評論』
『E-journal GEO』
『人文地理』
『経済地理学年報』
『都市地理学』
『歴史地理学』
『季刊地理学』
『地理科学』
『地域地理研究』
『地理空間』
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『地理学評論』日本地理学会 年6号

2020年:1号 

●短報

東京大都市圏における中国人ホワイトカラー層の住宅の購入動機と選好パターン──インタビュー調査を用いて── 張 耀丹

愛知県瀬戸陶磁器産地における産業用陶磁器生産の変化と流通構造 勝又悠太朗

2020年:2号

●論説

東京都における保育所の経営主体からみた保育労働市場の特性─新卒保育士の採用を中心に─ 甲斐智大

沖縄県の合計出生率はなぜ本土よりも高いのか 山内昌和・西岡八郎・江崎雄治・小池司朗・菅 桂太

2020年:3号

●論説

地方都市の若手創業者にみる雇われない働き方・暮らし方の可能性─長野県・上田での調査から─ 中澤高志

インターネット調査と系統的社会観察による地理的マルチレベルデータの構築 埴淵知哉・中谷友樹・上杉昌也・井上 茂

●短報

石狩川下流域に分布する三日月湖の湖盆形態と底質 堀和明・清水啓亮・谷口知慎・野木一輝

二段階需給圏浮動分析法によるアクセシビリティ指標を用いたシナリオ分析─大阪府高槻市の保育施設の事例─ 谷本涼

在留外国人の社会関係形成・維持における宗教施設の役割─茨城県南部におけるフィリピン人を事例に─ 川添航

2020年:4号

●総説

英語圏の人文地理学におけるメンタルヘルス研究の展開 松岡由佳

●短報

試作関連ネットワークの形成を通じた機械工業集積の維持・強化――京都と四日市の地域間比較を通じて― 加藤秋人

町家のゲストハウスへの再利用と地域に及ぼす影響――京都市東山区六原を事例に― 池田千恵子

2020年:5号

●論説

森の知識は生涯を通じていかに獲得されるのか─エチオピア南西部の焼畑民における植物知識の性・年齢差─ 佐藤廉也

●短報

中国人技能実習生の増加鈍化期における送り出し機関の方針転換──中国山東省青島市を事例に─ 宋弘揚

2020年:6号

●論説

秋芳洞内の小気候と観光客への影響 安藤奏音


『E-journal GEO』日本地理学会 年2号

2020年:1号 

●調査報告

熊谷市の小・中学校における熱ストレスによる保健室来室者割合の地域性―来室者割合と気温・湿度との関係に関する定量的把握の試み― 重野 拓基, 澤田 康徳, 埼玉県熊谷市政策調査課

農山村における移住起業のサポート実態―兵庫県丹波市を事例として― 酒井 扶美, 立見 淳哉, 筒井 一伸

公共施設へのネーミングライツの導入と地理学的研究の可能性 畠山 輝雄

与那国島のジオサイト―台湾島を望む露頭が語る地形形成環境― 尾方 隆幸, 大坪 誠, 伊藤 英之

怪異の類型と分布の時代変化に関する定量的分析の試み 鈴木 晃志郎, 于 燕楠

クロアチア紛争後のコメモレーションによるナショナル・アイデンティティの強化と継承 木戸 泉

●地理紀行

南海トラフ地震を想定した救援物資輸送ルートの検討 佐々木 達, 荒木 一視, 楮原 京子, 熊谷 美香, 田中 耕市, 中村 努, 松多 信尚

●2019年秋季学術大会シンポジウム

ジオパークは観光地理学の研究対象となるのか?―研究と地域の狭間でなすべきこと― 有馬 貴之

新潟県中越地震から15年―被災地の復興支援活動と今後の課題― 福留 邦洋, 西井 稜子, 河島 克久, 卜部 厚志

ジェンダーの視点から何が見えるようになったか―日本の地理学研究における成果と可能性― 吉田 容子, 影山 穂波, 倉光 ミナ子

●提言

都市居住の安全確保に配慮した居住誘導区域の設定に関する問題点 荒木 俊之

●解説記事

日本における学術研究団体(学会)の現状 埴淵 知哉, 川口 慎介

●地理紀行

アソーレス(アゾレス)諸島の現在 池 俊介

●調査報告

種苗交換会の可能性と課題―埼玉県日高市の農家ネットワーク「たねのわ」を事例に― 小川 滋之

●2018年度斎藤功研究助成研究成果報告書

ブエノスアイレス近郊の日系農家による花卉栽培の展開 佐々木 智章


2020年:2号 

●調査報告

1994年広島アジア競技大会の無形遺産―一館一国運動の25年― 和田 崇

職能武家集団の移住にみる千町野開発の意義と実態 夏目 宗幸, 安岡 達仁

縁辺地域における住民の買い物環境評価 岩間 信之, 浅川 達人, 田中 耕市, 佐々木 緑, 駒木 伸比古, 池田 真志, 今井 具子, 瀬崎 彩也子, 野坂 咲耶, 藤村 夏美

●提言

ハザードマップを補う地形分類図と陰影起伏図の活用 海津 正倫

●地理紀行

知られざるアニメーション大国チェコ―その栄枯盛衰― 大島 規江

●解説記事

教員採用試験からみた教員養成課程における地理学教育への要求とは―2015~2019年度A県教員採用試験・地理の問題分析から― 𠮷田 国光, 甲斐 智大, 室谷 洋樹

●調査報告

メキシコ合衆国ハリスコ州テキーラにおける観光地の形成 篠原 弘樹, 坂本 優紀

マッチング型ベビーシッターサービスにみるギグエコノミーの実態 畔蒜 和希

アクアライン開通後における木更津市の地理的特徴・構造と地域的課題―特に交通的・人口的・商業的側面を中心に― 牛垣 雄矢, 久保 薫, 坂本 律樹, 関根 大器, 近井 駿介, 原田 怜於, 松井 彩桜

ブラジル北東部における水分条件の季節変化に対するカーチンガ構成樹木の葉フェノロジーの応答 吉田 圭一郎, 宮岡 邦任

漁協主導による遠隔地への水産物出荷の展開―兵庫県南あわじ市南淡漁協を事例に― 前田 竜孝

長野県伊那市における昆虫食の実態と多様性 小林 直樹

北東イングランドにおける権限移譲と地域の変容 野澤 一博

西部モンゴル遊牧社会における家畜放牧と牧草地利用のヒューマン・エコロジー 相馬 拓也

観光の経済効果の地域格差―観光政策による格差再生産とCOVID-19― 福井 一喜


『人文地理』人文地理学会 年4号

2020年:1号

●論説

貝原益軒による藩撰地誌の編纂と地理的知識の形成 竹内祥一朗

●研究ノート

外邦図にみる黄河下流域における渡口の分布 王君香

2020年:2号

●論説

ウランバートル・ゲル地区における居住者の就労と生活戦略 松宮邑子

●研究ノート

定点観察による漁業活動の分析―大阪府岬町深日を事例に― 前田竜孝

●フォーカス

「空間的な市民性教育」の研究動向とその特質―欧米の地理教育・社会科教育を中心に― 阪上弘彬・渡邉巧・大坂遊・岡田了祐

2020年:3号

●研究ノート

清酒の需要開発に向けた酒造・酒販ネットワークの展開―広島県を事例として― 酒川茂


『経済地理学年報』経済地理学会 年4号

2020年1号

●特集『都市・社会とオリンピック』

メガ・イベント研究からオリンピック研究へ―地理学的主題の探求― 成瀬厚

グローバル・シティのオリンピック―脱工業化、リスケーリング、ジェントリフィケーション― 荒又美陽

東京オリンピック1964と2020―都市(再)開発の様相に関するメモランダム― 大城直樹

速度・近く・スペクタクルからみる冬季五輪のボスプレー競技とその区間― 山口晋

五輪レガシーの再生の試み―モントリオールとシドニーの五輪スタジアムを事例に― 岡田功

東京都心周辺埋め立て地の開発計画とその変遷 小泉諒

東京五輪・パラリンピックに向けた新たなセキュリティ対策の展開と公共空間の変容 杉山和明

持続可能な観光のための「プラス・トーキョー」戦略―2020東京五輪を契機とする新しい観光流動創出の政策― 太下義之

2020年2号

●研究ノート

ウィスラーにおける能動的国際移動者の実態―国際山岳リゾートにおける地域労働市場構造の解明に向けて― 小室譲

年齢階級別人口移動からみたわが国都市システムにおける大都市の現状 森川洋

富山県高岡銅器産地における新製品開発の進展―産業支援事業の役割に着目して― 勝又悠太朗


『都市地理学』都市地理学会 年1号

●論説

ヴェルサイユ体制下のChristaller―幾何学と景観のはざまで― 杉浦芳夫

中心地体系動態論の展開をめぐって 田畑幸朋

スマートシティ政策を通した先端技術普及における地域のユーザーの役割―横浜市を事例として― 本田広樹

社会主義後のブダペストにおけるツーリズムジェントリフィケーション 藤塚吉浩

大阪市城東区蒲生4丁目界隈における起業家による長屋再生利用と地域への影響 奥野聡子

●研究ノート

古蹟におけるマルチ・エスニックな台湾―台北市中正区を事例に― 大島規江

東北地方における年齢階級別人口移動 森川洋

工場跡地に立地した複合商業施設をめぐる利用者(車)の動き―静岡県浜松市浜北区「プレ葉ウォーク浜北」を事例に―  塩谷香穂・鈴木健斗・蓑豪輝・山本貴継

韓国の地方都市における業種構成と景観形成からみた中心商業地の変容―忠清南道・公州市の事例― 山下亜紀郎・山本貴継・兼子純・駒木伸比古・李虎相・橋本暁子

在外中国人による日本での投資用住宅購入と選好パターン―京阪神大都市圏と東京大都市圏における購入者へのインタビュー調査に基づいて― 張耀丹・阿部康久

A study of international labor force in Japan with a focus on the care worker occupation TONG Yaqina 

●フォーラム

地理的な視点からみた都市計画に関する覚書―狭義・広義の都市計画とコンパクト・プラス・ネットワークに関連する各種計画について― 荒木俊之

アクセル・ブリーブス著『都市圏―計画・政策・運営』の紹介 森川洋


『歴史地理学』歴史地理学会 年4号

2020年3号

●研究ノート

日本産蜜柑の満州輸出の展開 豊田紘子

大正・昭和戦前期の軽井沢における「 千ヶ瀧遊園地」の開発と別荘所有者の特徴 前田一馬


『季刊地理学』東北地理学会 年4号

2020年1号

●論説

北海道屈斜路カルデラにおける後カルデラ期の地形面形成 三條竜平・大月 義徳

2020年2号

●論説

東日本大震災の被災地における居住地移動と市街地再編との関係─東北地方の被災県に着目して─ 山田浩久

●研究ノート

人口減少局面における日本の都市構造の変遷 神田兵庫, 磯田弦, 中谷友樹

鉄道路線の廃止が沿線自治体の人口・所得水準変化率に及ぼす影響 佐川大輔, 中谷友樹

●短報

2011年東北地方太平洋沖地震津波後に宮城県蒲生干潟の潟湖底・干潟堆積物から見出された珪藻群集 伊藤 晶文, 佐藤 菜々美


『地理科学』地理科学学会 年4号

2020年1号

●短報

徳島県上勝町における高齢女性のモビリティ 田中健作

●フォーラム

地域活性化手段としてのスポーツ―日本におけるスポーツの地理学的研究のレビューから― 和田崇


『地域地理研究』地域地理科学学会 年2号

2020年1号

ヨーロッパ北西部における低気圧活動の季節変化に関する総観気候学的研究-2000年における事例解析- 桑名佑典, 加藤内藏進

南海トラフ地震津波被害想定地域での夜間における地震時の住民の初動行動の研究-2015大分県南部の地震を事例に- 森康成


『地理空間』地理空間学会 年3号

2020年1号

●展望

日本国内における近年の空き家研究の動向 益田理広・秋山祐樹

●リサーチ・ペーパー

石川県七尾湾沿岸域における漁家漁業の労働力配分と地域条件 松井歩

長野県上伊那地域における奉納煙火の現代的変容 坂本優紀・渡辺隼矢・山下亜紀郎

2020年2号

●地理資料

愛媛県鬼北町における座敷雛の発祥と地域的特色 池田彩乃・淡野寧彦

Community Activity Participation by Enclave and Non-Enclave Residents: A Case Study of Japanese in the Netherland OSHIMA Norie

ヴェローナの都市特色とイメージ形成 杜国慶

ウィズコロナの時代における地理学的フィールドワーク実習の実施とその注意点 鈴木修斗・黄璐・張紅・佐藤大輔・山下亜紀郎・呉羽正昭・堤純

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